【西宮院】〒663-8184 兵庫県西宮市鳴尾町4-5-6
【尼崎院】〒661-0976 兵庫県尼崎市潮江1丁目22-1-117 アミング潮江ウエスト1番館1F
【西宮院】8時~11時/17時~20時
【尼崎院】12時~20時
痛みという言葉は、一般的に、また施術の場でよく使われますが、実はその正体はわかっていません。
もちろん皆さんも、苦痛をともなう感覚であることはわかっているのですが、その正体やしくみについては、現代の医学においても解明されていません。しかし心身の痛みと意識とにも切れない関係にあります。
私たちにとって痛みは苦痛ですし、不快なものでストレスとして働きます。
長期間、不快なストレスが続くと生活の質がさがります。
なぜなら、痛みが続くと、脳の視床下部という中枢を介して、自律神経系の異常が生じます。
自律神経系の異常が生じると、心臓や血管、消化管などの機常障害が起こってきます。
また、不快な感情が続くと、大脳辺縁系という大脳の外側縁にある部分を介して精神症状を生じてきます。
同じく脳幹網様体という脳の深い部分を介して、不眠の症状がでてきます。
慢性の痛みは、仕事の能力を極端に低下させることが報告されています。
痛みのない、あるいは苦痛のない生活があれば、人生はもっと豊かなものになるかもしれません。
しかし、まったく心身に痛みのない人生などは考えられません。
人は多かれ少なかれ、心身の痛みを抱えているのがあたり前です。
見方を変えると、人生そのものが痛みの連続かもしれません。
問題はそれをいかに癒し、乗り越えていくかです。
医療にたずさわる人々の力を借りて、痛みの原因をはっきりさせ、痛みを乗り超えていくことです、
痛みが持続すると、自律神経やホルモンの調節を行う視床下部という、脳の下部にある調節中枢とでも呼べるところを介して、身体の恒常性(ホメオスターシス)が失われ、心身の障害の悪循環が形成されてきます。
20世紀後半になり、痛みを緩和する方法が飛躍的に発展しました。
その発展の陰には、多くの基礎研究者や臨床家を含め、先人のなみなみならぬ努力があります。痛みの本質は、まだまだ十分に解明されているわけではありませんが、緩和する方法が必ずあります。
痛みの種類はたくさんあるため、それを施術する方法もいろいろあります。
専門の施術家と相談しながら、自分に合った施術方法で上手にコントロールすることができます。
また、痛みは意識と深い関係があります。
そして、情緒とも密接な関係があります。
不安があると、痛みに過敵な状態になります。
逆に、精神的緊集が取れると痛みの閾値(痛みを感じはじめる強さ)が上がります。
つまり、痛みを感じにくくなります。
また、1つのことに集中していると、やはり閾値が上がります。
このように痛みは、意識の状態やその集中度、精神的状況と深い関係があることもわかっています。
しかし、痛みとはなにか、意識とはなにかとなると、やはりその本体や機序はまだよくわかっていません。
痛みの意識には、個人差がある為、発生機序を解明するのは、難しい面があります。
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