腰痛とは、腰が痛むという症状が身体に出ている状態をあらわしている名前なので

病名ない為、腰痛という病名はないのです。

一口に腰痛といっても、その原因はさまざまあります。

ほとんどの場合、腰痛を起こされた患者様は腰に原因があるために腰痛が出ていると考えがちですが、

実際の施術現場では、腰だけに原因がある場合だけでなく、職業、生活習慣、運動習慣、ストレスなどの要因が複雑に絡んでいる場合がほとんどです。

ですから患者様の生活を振り返り、施術者と一緒に腰痛の原因を考え、生活習慣を改善することが施術の第一歩となります。

慢性的な腰痛のため、痛みを避けたり、痛みをかばう様な、動作または姿勢を継続してしまうと、円背（背中が丸くなる）など姿勢の悪化や側湾などの脊柱の変形を起こしてしまう場合があります。

また、腰痛の原因が外からの刺激によるものばかりとは限りません。

普段の姿勢の影響以外にも、内臓疾患が原因となることもあります。

腰が少し痛い程度だと考えて軽く考えてはいけません。

腰痛を原因別に分類すると、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなど腰の神経の障害によるもの、内臓疾患、重い脊椎の病気、などが考えられます。

しかし原因を特定できる腰痛は全体のわずか約15％で、

残りの約85％は原因を特定しにくい非特異的腰痛で、一般に腰痛症や坐骨神経痛などと診断されるのです。。